概要:AppsFlyerアカウントを最大限に活用するために、さまざまな重要な設定を行いましょう。また、アプリとチームメンバーをAppsFlyerにオンボーディングするための手順やタイムライン、そして従属性について理解しましょう。
はじめに
この記事では、広告主(アプリ所有者)のプロダクトマネージャーがAppsFlyerを導入するための計画・実行手順について説明しています。各項目について、作業担当者とおおよその作業時間の目安が記載されています。
この記事の推定時間は、一般的なガイダンスとしてのみ意図されていることに注意してください。この目安は、多くのお客様との経験に基づいて示していますが、アプリ所有者、アプリ、および実装工程などは、お客様によって異なります。そのため、実際にこれらの工程にかかる時間はここに記載されている目安と異なる場合があります。
アカウント設定
アカウント管理者は、次の手順を完了する必要があります:
ステップ | 時間 | 備考 |
---|---|---|
アカウントのサインアップ | 5分 | アカウント管理者(アドミン)は、弊社からの重要なお知らせメールを受け取ることができる、実際のAppsFlyerユーザーであることが理想的です。 |
AppsFlyerダッシュボードを使用するアカウントユーザーの追加、および権限の設定 | 1アカウントユーザーあたり1分程度 | 場合によっては、複数のアカウントにユーザーを追加できます。 |
結果:ようこそ!これで、アクティブなAppsFlyerアカウントと、それにアクセスできるアカウントユーザーができました。
ヒント
AppsFlyerを初めてご利用になる方:AppsFlyerで何かできるのかをより詳しく見てみませんか?こちらの6分間の動画をご覧ください。
アプリのオンボーディング
以下の手順1〜3は、AppsFlyerに追加されるすべてのアプリにおいて、必須です(オプションとして記載されている場合を除く)。
このガイドを使用するか、ダッシュボードのアプリのオンボーディング画面から手順に従うことができます。オンボーディング画面では、モバイルアプリをアトリビューション用に準備するために必要な基本的な手順を案内しています。これを使用する場合は、このガイドで、特定のビジネスニーズに必要な追加のサブステップを確認することもお勧めします。
アプリのオンボーディング画面へのアクセス:
- 管理画面右上の、メールアドレスのドロップダウンメニューバーをクリックします。
- 「アプリのオンボーディング」をクリックします。
ステップ1:アプリ設定
アカウント管理者は、アプリごとに次の手順を完了する必要があります:
ステップ | 時間 | 備考 |
---|---|---|
AppsFlyerアカウントにアプリを追加 | 1分 |
アプリが追加できない場合、大抵の場合、既に別のアカウントに追加されていることが原因です(他のアカウントや代理店が以前アプリを登録済の場合など)。アプリ移管に関しては、担当CSMまたは hello@appsflyer.com までお問合せください。 アプリの追加に関してその他のトラブルシューティングの手順を参照してください。 |
アプリのタイムゾーン、通貨、子ども向けかどうかを設定します | 1分 | |
アプリ設定: リアトリビューション期間(アプリ設定画面) |
1分 | リアトリビューション期間は、初回インストール計測後に、再インストールが発生しても新規インストールとして計測しない期間のことを指します。デフォルトの期間は90日で、必要に応じて変更できます。 |
[オプション] 既存のユーザーデバイスをAppsFlyerに移行 | 2時間 |
既にアプリに相当数のユーザーがいる場合は、二重課金を避けるためにも、AppsFlyerへのユーザー移行を検討してください。 注記:アカウントアドミン(AppsFlyer CSMまたは hello@appsflyer.com のサポートチームまでお問合せください) |
結果:AppsFlyer管理画面にアプリが定義されました。
ステップ2:SDK / API実装
ステップ1でAppsFlyerで定義されたすべてのアプリに対して、次の手順を実行します:アプリ設定:
ステップ | 担当者 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
アプリで使用したい利用可能なオプションを検討しSDKの機能を選択 | プロダクトマネージャー | 1時間単位 |
|
計測するアプリ内イベントを決定 | プロダクトマネージャー | 1時間単位 |
ユーザーがアプリをインストールした後に行うイベントを記録することで、ユーザーの質をより深く理解することができます。 アプリ内イベントジェネレーターでは、お客様の業種で推奨されるアプリ内イベントとパラメーターの包括的なリストを提供しています。独自のイベントとパラメータを追加できます。 |
アトリビューション/ディープリンクデータの取得方法の選択 | プロダクトマネージャー | 30分 | 利用できるメソッドを確認: |
開発者への引き継ぎ | プロダクトマネージャー | 5分 | 準備して、開発者に以下の手順とタスクを記載したメールを送信してください:
|
デベロッパーによる実装 | アプリ開発者 | 3時間 |
SDK実装とアプリ内イベントマッピングの指示 / タスクが記載されたマーケターからのメールを受信します。 AndroidとiOSの場合は、AppsFlyer Dev Journeyを使用して自動的に実装するか、以下のリンクを使用して手動で実装してください。 AppsFlyerのデベロッパー向けリソース: |
連携テスト | プロダクトマネージャー / アプリ開発者 |
1時間単位 |
SDKの実装テストを行ってください。アプリをストアで公開する前と後、どちらでも実行可能です。デバッグアプリを使用することで、本番アプリのデータをクリーンに保つことができます。 Android および iOS アプリのみ:必ずテストデバイスの登録を行ってください。 |
アプリの新バージョンのリリース | プロダクトマネージャー | 1時間単位 | App Storeの審査に向けた準備をしてください。 |
結果:これで、アプリのインストール計測、アプリ内イベント計測、その他追加の開発工数を必要としないAppsFlyer機能の準備が整いました。
ステップ3:アトリビューションの設定
ステップ1でAppsFlyerで定義されたすべてのアプリに対して、次の手順を実行します:アプリ設定:
ステップ | 担当者 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
AppsFlyerで計測する有料のメディアソースを設定 | プロダクトマネージャー / マーケティング担当者 |
メディアソースごとに15分 |
セルフレポーティングネットワーク (SRN) について:
SRN以外のアドネットワークの計測について:
|
OneLinkを使用してオウンドメディア (モバイルWebサイト、ソーシャルメディア、ユーザー招待など) を計測 | プロダクトマネージャー | 1時間単位 | オウンドメディアのユースケースに対応するOneLinkベースのソリューションについて |
オウンドメディアに関するデベロッパー実装 | アプリ開発者 | 0-6.5時間(導入するソリューションによって異なる) | 開発者向け:ディープリンクについて |
アトリビューション期間の設定 | プロダクトマネージャー | メディアソースごとに2分 | 詳細:クリックとビュースルールックバック期間について |
[オプション] リターゲティングキャンペーンを有効にする | プロダクトマネージャー | 2分 |
詳細:リターゲティングガイド |
結果:アプリにトラフィックをもたらすすべてのメディアソースは、新規ユーザーやリピーターがエンゲージするたびに計測されます。
ステップ4:追加設定
ステップ1でAppsFlyerで定義されたすべてのアプリに対して、次の手順を実行します:アプリ設定
特定の手順は、ビジネス目標を達成するために必須の場合があります。
ステップ | 担当者 | その他のリソース |
---|---|---|
収益を計測してユーザー獲得キャンペーンを最適化 | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
|
マーケティングコストデータを集約し確認する方法について確認 | プロダクトマネージャー | ROI360 — コスト集計の概要 |
アプリが連携する他のサードパーティプラットフォームの設定 | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
|
時間とコストの節約に役立つAppsFlyerプレミアム機能を確認しましょう。 | プロダクトマネージャー | |
不正とターゲティングミスからキャンペーンを保護 | プロダクトマネージャー |
|
アプリの外で発生するアプリ内イベントを計測するためにS2S APIの実装 | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
S2S REST API |
メディアソースのアンインストール率を計測 | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
アンインストール計測 |
チャネル、プラットフォーム、デバイスに渡るカスタマージャーニーの全体像を把握 | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
ピープルベースアトリビューション(PBA) |
プライバシー規制への準拠を確認:GDPR、 CCPAなど | プロダクトマネージャー / デベロッパー |
ユーザーが計測からオプトアウトできるように設定する |
知識を深める
以下のポイントは、すべてのAppsFlyerユーザーにおすすめです:
ステップ | 時間 |
---|---|
AppsFlyerのオーバービュー管理画面をよりよく理解する | 15分 |
AppsFlyerの生涯価値(LTV)データとアクティビティデータの違いを知る(アプリ内イベントの値が「オーバービュー」と「アクティビティ」管理画面で異なる理由を理解できます) |
15分 |
AppsFlyerのアトリビューションモデルを理解する | 30分 |
集計レポートツールとアナリティクスについて | 30分 |
ローデータレポートについて | 30分 |
関連事項
ヒント
ユーザー獲得(UA)は初めてですか?ユーザー獲得のための計画、実行、そして継続的に最適化をするための重要なポイントや課題などについてはこちらを参考にしてください。